高校家庭科・消費者教育の授業でSDGsを学ぶ教育プログラムを実施

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株式会社メルカリでは、これまでにフリマアプリやキャッシュレス決済の安心安全な利用をテーマにした授業を学校向けに行ってきました。

それに加えて一部の学校では、フリマアプリを通じたリユースや循環型社会についての取り組みを説明をするプログラムを実施していましたが、この度、新たにワークショップを取り入れたSDGsに関する授業を高校の家庭科の授業で実施しました。

今回はその内容や生徒さんからの感想などをご紹介します。

メルカリでは、2019年より神奈川県と「連携と協力に関する包括協定」を締結しているほか、神奈川県教育委員会の「高校生学習活動コンソーシアム」に教育プログラムの登録をしています。

今回、神奈川県立麻生高等学校よりご相談をいただき、家庭科の授業で「フリマアプリの安心安全な利用」と「循環型社会の実現に向けて」と題した消費者教育の授業を2週に渡ってオンラインで行いました。

f:id:merpoli:20210803154724p:plain2週目の授業のプログラム

まず1週目の授業では、フリマアプリの基本的な仕組みや安心安全に利用するためにはどのようなことに注意する必要があるか?という点をメインに動画教材を用いた授業を実施しました。

そして1週目の授業の終わりには、翌週の授業に向けた事前課題として「企業のSDGsの取り組みには、どのようなものがあるか事例を調べてこよう」という宿題を出し、調べて来てもらいました。

f:id:merpoli:20210803154845p:plainグループワークの進行説明スライド

そのうえで2週目の授業時間内でも、教科書やスマートフォンを用いて様々な企業のSDGsに関する取り組みを調べたり周囲と共有したりするグループワークの時間をとり、その後、まとめた内容を発表してもらいました。

生徒さんからは以下のように企業の取り組みについて具体的な内容の発表がありました。

  • 引っ越し会社では再利用できる梱包材を利用している
  • コーヒーチェーン店ではプラスチックのゴミを減らすために紙ストローを使っている
  • 玩具メーカーでは環境にやさしいプラモデル(プラスチック素材)を作っている
  • 自動車メーカーでは、CO2削減のために新たしいエネルギーを利用した自動車を開発している

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メルカリが目指す循環型社会について

そして次に、「3R(スリーアール)」「エシカル消費」の用語解説をしたうえで、メルカリではどのような取り組みをしているかをテーマに「メルカリが目指す循環型社会」についてホームページなどを参考に具体的な取組の事例を調べてもらいました。

f:id:merpoli:20210803155030p:plainメルカリエコパックの紹介スライド

メルカリの取り組みの具体的な事例として、リユース可能な梱包材「メルカリエコパック」やグリーンフライデーの際に開催した「新作ゼロのサステナブルファッションショー」などについて説明しました。

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授業後の生徒さんのアンケートによると、企業の具体的な取り組みが知れたことや、フリマアプリがリユースにつながっていることなどが感想として挙げられました。

  • SDGsについてどのような取り組みがあるか深く学ぶことが出来た。
  • 企業が利益だけでなく、SDGsに取り組むことでお互いがwin winな関係になるとわかった。
  • いらなくなったものを捨てる選択肢だけにするのではなく、地球環境をより良くしていくために自分にできることをしようと思いました。
  • メルカリでは梱包資源の削減など、様々な取り組みを行っていることが分かりました。
  • 使わなくなった服をメルカリに出品したり、他の人にあげたりしてゴミにしないようにしています。
  • メルカリなどを利用して必要としている人に自分の要らなくなったものを譲りたいなと思いました。
  • 一部の人が取り組むだけでなく一人ひとりが日頃からゴミの分別やリサイクルの意識をもって生活していくことが大切だと思います。
  • SDGsについてもっと知りたいとも思いましたしメルカリや他企業が行っている取り組みについてももっと理解していきたいです。

メルカリでは今後もさらにフリマアプリ・金融などの領域において、環境やSDGsなどの観点もふまえた教育関連の取り組みを進めていきます。

(齋藤 良和)