【政策企画メンバーインタビュー】03.柳原久美 ITオンボーディングで創るチームの文化

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メルカリ政策企画チームでは、今年の4月から、チームに新たにジョインする人のための「ITオンボーディング」という試みを始めています。

そこで、「ITオンボーディング」ではどんなことをしているのか?どんな点に気を配っているのか?オンボーディングを担当している柳原久美(@yanakumi)に、政策企画インターンの浅野潔志が色々質問してみました。

 

何をやってる?「ITオンボーディング」

政策企画インターン 浅野潔志(以下、浅野)> 僕も、今年の4月からインターンとして政策企画に参加していますが、チームに入った当時、「ITオンボーディング」をやってるよ〜という紹介だけ伺っていました。やなくみさんが担当されてる政策企画チームのITオンボーディングってどんなことをしてるんですか?

 

メルカリ政策企画チーム 柳原久美(以下、柳原)> メルカリは日々の仕事の中で、チャットや、ドキュメント作成、経費精算など様々なツールを使ってます。特に今は、こういったご時世でもあるため、入社初日のオリエンテーションから、オンラインを活用したリモートワークが始まります。

そういった状況もあるため、政策企画チームに新しく入った人は、いきなりたくさん与えられるツールの使い方で戸惑うことが多いんじゃないかと感じてました。それをカバーするために、ツールの使い方について、最初にガッツリ数時間、時間を取って基本的なところをやりましょう!という機会を設けたのが4月から始めたITオンボーディングでした。

 

浅野> 政策企画チームに入られる方って、もともとはIT系のツールにあまり親和的でない界隈から来てる人も多いのかなってイメージがあります。そうなるとやっぱり、最初のツールの使い方で戸惑うことも多いですか?

 

柳原> まさにご明察で、そこをカバーしたいというのが、ITオンボーディングを始めるきっかけの1つでした。

これまでに政策企画に配属された方々から、インターネット上のツールをガッツリ使ってお仕事をするということが、初めてじゃないにしても、「やっぱりところどころで戸惑う」という意見を聞いたことがあったので、即使いこなせるまでには至らないまでも、最初の苦手意識みたいなところを作らないために何かできないかなってことを考えていました。

使ったことのないツールは、最初のエンターボタンを押すだけでも、その先の動作が予測できなくて怖いと思うので、それを一緒に乗り越えられたらいいのかなって思っています。

 

ツールのオンボーディングが文化の壁を超える

浅野> 僕が政策企画チームに入った時、ミーテイングの議事録の取り方に1番驚きました。一般的の議事録は、誰か特定の人が「書記」の役割を担って、ミーティングでの発言を逐一メモしていくやり方が多いと思います。メルカリでは、クラウドドキュメントのサービスを使って、1つのドキュメントファイルをみんなで同時に書き込む「全員書記」のような感じで議事録を作っていることに驚きました。

 

柳原> 確かに、みんなが同時進行で議事録書いて、お互いをカバーし合うというのはメルカリのカラーなのかな〜って感じます。そういった議事録も、初めて触れるツールに不慣れだと、「どこに保存されるんだ!?」とか、他人の書いたメモを削除してしまわないかとか怖くて尻込みしちゃうことがあるかなと。その初めの一歩の体験を「ほら、怖くない。大丈夫」という感じで一緒に乗り越えることで、政策企画チームにスムーズに馴染んでもらうというのもオンボーディングのひとつの役割かなって思います。

 

浅野> なんか、やなくみさんの話を聞いていると、やなくみさんのオンボーディングは、「ツールの使い方」みたいな「スキル」を一緒に学んでいるようで、新しく来た人を政策企画チームの「文化」に招き入れる時間でもあるのかなって気がしてきました。

 

柳原> 政策企画チームの「文化」に招き入れる?

 

浅野> 今までミーティングの参加者全員で議事録をつける文化がない組織で仕事をしてきた人でも、議事録作成に使っているツールの使い方を教わることで、自分も議事録にどんどん書き込んでいいんだ!って気持ちになれるのかなって思いました。

「スキル」を伝えるというところ以外で、例えば、精神面でのサポートみたいなところって意識されてますか?

 

柳原> そうですねぇ、「ITオンボーディングでいろいろ話をしたからから、やなくみさんには小さいことでもなんだか聞けるぞ」みたいな雰囲気がそこで少しでも作れたらいいなとは思っています。オンボーディングって、新しく入ってきた人が、既存メンバーから何かを教わったり一緒に確認したりすることで、チーム内での接点を増やしていく機会でもあるかなと。「これ、わかんないからちょっと教えて欲しい…。けど誰に聞いたらいいんだろう?」と入社後に必ず発生する場面で、疑問の矢印の向き先を明確したいというのはいつも考えています。

 

ITツールのオンボーディングの目指す形

浅野> この秋からも、政策企画に参画予定の方が何名かいらっしゃって、オンボーディングをする機会があると思います。4月にやってたオンボーディングを今後はこんなふうにしていきたい、みたいなのってありますか?

 

柳原> ゆくゆくは…なんですけど、チームの誰でも一定の品質を保ってメンターができるよね、っていう、ITオンボーディングのパッケージ化を目指したいです。例えば、私がいればITツールのオンボーディングができるといったように、特定のAさん、Bさんがいるから今のやり方で回せる、っていう状態の先には未来がないと感じてます。

なので、政策企画全体でオンボーディングについてのパッケージ化を進めたり、受け入れの姿勢・心持ちみたいなところをチームでしっかり認識を合わせたりして、人を受け入れる、両手を広げてちゃんと「ようこそ!」って人を迎え入れる雰囲気を政策企画チームのカラーのひとつにしていければいいなあと思っています。

 

浅野> やなくみさんのスキルや人柄に属人化させないで、チームの文化としてITオンボーディングが広がればいいな、みたいな感じですね。変な話、学生インターンの僕がオンボーディングをやる、みたいなことが起きてもいいってことですか?

 

柳原> そうですそうです。今はたまたま私がやっているだけで、その役割が浅野さんであってもいいと思うんですよ。このITオンボーディングをやれる人をしっかり増やしていきたいっていうのは課題であって、今後絶対やっていきたいところですね。

 

浅野> 「政策企画」って、メルカリに限らずどこのチームでも、生え抜きの選手というよりは、どこか他所で自分の能力を磨いて、その後に政策企画に飛び込んでくるって人が多いお仕事なのかなって印象があります。そうなってくると、他所から人を受け入れる、その人を含めたみんなで新たなチームを作っていく、みたいな文化がかなり重要な要素になるなって感じました。

 

柳原> 確かに。政策企画の人は、みんな個人個人の専門性も高くて、個性もあって、十人十色だなと思うので、各々のプロフェッショナルが、まずは発揮できればいいと思ってます。ただ、ベースとして私達はチームであることは変わらないと思ってます。なにかあったらチームに戻って相談すればいいよね、チームで仕事してるよねって雰囲気の入り口になるような、「不安なくチームに属してもらえる」というところをオンボーディングで目指して行けたらと思います。

 

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プロフィール

柳原 久美(Kumi Yanagihara)

複数のインターネット企業にて、カスタマーサービスのオペレーション構築やマネジメントを経験。その後2018年にメルカリへ入社。入社後は、公的機関からの照会対応体制の構築を担当し、現在は出品商品の取り扱いに関するルール整備と、チーム内業務の運用改善を担当。社会人と大学生の二足のわらじ生活中。趣味は観劇(主に2.5次元)と散歩。

 

インタビュアー

浅野 潔志(Kiyoshi Asano)

メルカリ会長室政策企画インターン。大学・学部時代は機械工学を専攻し、学生ロボコンに打ち込む。ロボット制作活動の中で、科学技術に親和的な法律家の必要性を感じ、法学部へ転向。2021年4月より、インターン第1号として政策企画チームに参加。現在は、京都大学法科大学院にて法律を学びながら、merpoliの記事作成に携わる。