雲仙市とメルカリでのリユース推進とごみ減量を呼びかける「環境カレンダー」を全世帯に配布

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メルカリは、雲仙市との連携で、3月15日から雲仙市にお住まいの雲仙市民の皆さまに配布される「環境カレンダー」に、フリマアプリ「メルカリ」の利用の仕方の紹介など、リユースを促進し、ごみを減量してもらえるようにお伝えする取り組みを行っています。

とくに大型ゴミの排出など、お家にある「役目を終えたモノ」をお捨てになる前に、リユースの可能性を検討いただくことで、市内のごみ排出量の削減につなげるとともに、「まだ誰かの役目を果たせるモノ」をリユースによって次の方にお渡ししていくことで、循環型社会の推進にもつなげていければと思っています。

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まだ使えるけど不要なものはメルカリで出品

フリマアプリ「メルカリ」は、インターネット上で、個人同士がかんたんに商品を売買できるサービスです。

「メルカリ」は不要なものを売りたい人、お得に買いものしたい人が集まる「市場」を提供し、あんしんで楽しく取引できるようサポートしています。

あなたの自宅に眠る不要品が、他の誰かにとっては必要なものかもしれません。

着なくなった洋服、読み終えた本、使わなくなった大型家具家電まで、メルカリではどんなものでも出品することができます。

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このままではごみの行き場がなくなるかも…?

日本の主なごみ処理方法は「ごみを焼却し、小さくしてから埋め立てる」というものです。

日本で1年に出るごみの量は、約4,272万tですが、これだけの量を埋めていくには限界があり、約21年後には埋め立てる場所が満杯になってしまうという試算もあります。そのためにも「捨てる」をできるだけ減らしていくことがいま、求められています。

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こんなにたくさん? ご自宅に眠る「かくれ資産」

買ったけど使わなくなってしまったもの。もらったけど使わないもの。季節の行事で1度しか使わなかったもの…ご自宅に眠っていませんか? 

使わないから捨てよう、とゴミにしてしまうのはもったいない。実はそれ「資産」かもしれません。

2021年の大掃除で捨てられた不用品は、推計で5兆8,129億円相当と言われており、国民一人当たり約4.6万円にもおよぶそうです。

こうしたこれまでゴミとして捨てていたものを、リユースすることによってゴミを減らすと共に、ものを大切にしていくことを考えてみるのはどうでしょうか?

皆さんのご自宅にある国民一人あたり平均の “かくれ資産” は、1人あたり約34.5万円にもおよぶと言われています。

その中で、最も多いのが、書籍・CD・ゲームに関するもので12万1,493円で35.2%も占めます。

次いで、全体の33.9%の11万7,078円を占める服飾雑貨、15.9%の5万4,962円の家具・家電・雑貨、11.1%の3万8,152円のホビー・レジャー、3.9%の1万3,381円の美容・健康などとなっています。

こうしたものも、リユースできるものを探す参考にしていただければと思います。

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不要品は「捨てる」よりも「売る」時代に?

2018年から2021年にかけて、自宅の不要品を処分する方法が変わってきています。

特に「ゴミとして廃棄」をする方は10%以上減少する一方で、「フリマアプリ等での販売」は10%以上も増加しているなど、捨てるよりも、どうにか活用したいと考える人が増えてきています。

今回の取り組みは、雲仙市の皆さまに、こうした問題提起や、現状の紹介によってゴミの減量やリユースなどの環境問題に関心を持っていただくとともに、メルカリの利用によりリユースを進めることで、雲仙市のリユースとゴミの減量を実現できないかと思ってのものです。

こうした取り組みが、少しでも、雲仙市における、ごみ減量や、リユース促進につながればと思っております。

ぜひ、この機会に、「メルカリ」をはじめてみてください。

また、これまでも「メルカリ」をお使いいただいた皆さまの中にも、家具など大型出品については、経験がないという方も多いのではないかと思います。

この機会に、こうした大型出品についても挑戦いただければと思います。

昨年、世田谷区(東京都)で行わせていただいた「資源・ごみの収集カレンダー」に続き、今回、全国2例目となる「環境カレンダー」の取り組みを雲仙市で行わせていただきました。 こうした取り組みをきっかけに、全国の他の自治体にもリユース推進に向けた公民連携の取り組みがもっと広がっていけばと思っています。

ご関心のある自治体関係者の皆さんは、ぜひご連絡をください。

高橋 亮平