高校生が地域の商店をEC化。熊本市立千原台高校が「メルカリShops」で地元の漬物をネット販売開始!

高校生たちが地域の商店を「メルカリShops」でEC化

メルカリグループの株式会社ソウゾウ(以下ソウゾウ)は、熊本市立千原台高等学校(以下、千原台高校)と連携し、情報科の3年生10人が「課題研究」の授業で、生徒が提案した販売戦略を基にした市内事業者が販売する商品の「メルカリShops(メルカリショップス)」を用いた販売を10月27日より開始しました。

千原台高校は、駅伝や自転車部などが全国大会に進むスポーツ校でもあり、一昨年にはプロ野球選手も輩出しました。
元々は熊本市立高校の商業科として1957年にスタートし、2年後、熊本市立商業高校として独立。2000年に現在の校名に変わりましたが、今年で創立65年目という同校は、親子もしくは3代で同校の出身という生徒も珍しくないという伝統校でもあります。
また現在、学校改革に取り組んでおり、来年度からは情報ビジネス探究科として情報コースやビジネスコースなどを創設して、多様な価値観を尊重する態度や新たな価値を創造する意志を備え、情報・ビジネス・健康・スポーツに関する高い専門性を活かし、熊本市の未来を拓くリーダーの育成をめざし、社会に関する理解を深め、地域の課題や魅力を見出し、自己の興味関心に応じた学びを探究的に進めることを通して、生涯にわたって学び続ける力を育むため、少人数学級による探究的な学習を推進していくそうです。
メルカリグループでは、千原台高校と2019年から「メルカリ」を用いたPBLプログラムの授業を実践しており、情報科の授業でもさらに注目される新しいモデルのプログラムをと今回取り組んだのが、スマホ1つで誰でも簡単にネットショップを開設できるEコマース(以下、EC)プラットフォーム「メルカリShops」を用いて地域の事業者をEC化させるという取り組み、「メルカリShops PBLプログラム」になります。
この取組が千原台高校の新たな魅力となり、学校改革にも弾みが付けばと思います。

 

コロナ禍で疲弊する地域経済を、高校生がネット販売で立て直す

熊本市に限らずですが、コロナ化の影響もあり、全国では様々な商店や中小企業の売上が落ち込むなど、地域経済は疲弊してきていると言えます。
ECによるネット販売は、地域の商店にとって新たな顧客を増やすなど販路拡大に繋がる可能性が大きい一方で、地域の商店の方々にとっては、まだまだ自分ごとにならない方も多くいらっしゃるのが現状です。
こうした中で、情報について学んできた高校生たちが、今回のプログラムを通じて、ECによる可能性や、ECの活用方法、「メルカリShops」での出店や出品、販売方法などについて学び、地域の商店などを高校生たちがEC化させることで地域経済が活性化してくるきっかけにできないかと思っています。

今回、ネット販売を開始するのは、熊本市内の田崎市場にお店を構え、地域でお漬物を売ってきた中村漬物を高校生たちがEC化し、商品を「メルカリShops」で販売しました。
商品が公開されると、会場からは大きな歓声が上がりました。

この日、販売を開始したのは、以下の商品です。

■なかつけShopオススメセット 1,500円
 つぼ漬昆布(140g)・ラー油きくらげ(130g)・ちりめんの華(75g)・わかさぎ(90g)

■なかつけShopお試しセット
 ■なかつけShopお試しセットA 1,100円
  つぼ漬昆布(200g)・ラー油きくらげ(150g)
 ■なかつけShopお試しセットB 1,350円
  ちりめんの華(100g)・わかさぎ(100g)・小梅漬(150g)
 ■なかつけShopお試しセットC 2,100円
  つぼ漬昆布(200g)・ラー油きくらげ(150g)・ちりめんの華(100g)・わかさぎ(100g)・小梅漬(150g)
 ■なかつけShopお試し少量セット 1,050円
  つぼ漬昆布(70g)・ラー油きくらげ(70g)・ちりめんの華(40g)・わかさぎ(45g)・小梅漬(150g)

■おにぎりの具3種セット
 ■おにぎりの具3種セットA 1,150円
  つぼ漬昆布(140g)・ラー油きくらげ(130g)・カリカリ小梅(110g)
 ■おにぎりの具3種セットB 1,200円
  つぼ漬昆布(140g)・ラー油きくらげ(130g)・おむすびちりめん(75g)

■おつまみセット 1,200円
 つぼ漬昆布(140g)・おむすびちりめん(75g)・わかさぎ(90g)

■単品(大容量)
 ■つぼ漬昆布 お買得大容量(900g)2,000円
 ■つぼ漬昆布 お買得大容量(1.8kg)3,500円
 ■ラー油きくらげ お買得大容量(1.0kg)2,200円

■カレーのお供セット 1,050円
 福神漬(260g)・花らっきょう(120g)・つぼ漬(160g)

■おせち料理セット 2,700円
 れんこん金平(335g)たけのこ土佐煮(335g)・たたきごぼう(400g)・甘露煮(160g)・黒豆(130g)

高校生たちが厳選した商品は、こちらのショップから購入できます。

ぜひ、購入してみてください。

 

多くのメディアが集まる中、生徒が堂々とプレゼンして販売開始

販売開始発表イベントでは、生徒から今回の販売戦略が示されました。コロナ禍において、外国人観光客がいらして購入されることがなくなったほか、地元のお客さまが減っているという現状、EC化することでこれまで来店することができない全国のお客様を対象にできることやECをSNSなどでも紹介することでこれまで購入されてきた層とは異なる子育て世代や若い世代にも購入してもらえるなどの販路拡大の可能性が示されました。今回の商品選択においては、こうしたことを意識しながら、中村漬物店さんがこれまで積み重ねてきた商品をさらに多くの方々に届けられるよう幅広い層が購入しやすいラインナップとしたことが説明され、全体を通じて、イベントに参加した方々は強く頷いていました。

 
「メルカリShops PBLプログラム」による授業の実施

千原台高校との「メルカリShops PBLプログラム」の授業は、9月8日から始まりました。
授業では「メルカリShops」を題材にEコマースについてやその利用方法、情報科の知識を生かした販売戦略を学んできました。

初回の授業ではメルカリ政策企画参事の高橋亮平が講師を担い、今回のプログラムを実施するためのマインドセットや、ミッションの共有したほか、実際に何をどのように売ることを考えたらいいかをKJ法やワールド・カフェの手法を用いながら、生徒たちが主体的に議論を行いました。

今回のプログラムにおいては、生徒たちは単に学ぶ対象ではなく、ECによる販売をすることを考えてもいなかったような事業者をECの専門家として、むしろコンサルタントのように、販売計画を提案して行かなければなりません。

生徒一人ひとりがECの専門家になるべく、ECや「メルカリShops」について学ぶため、政策企画の麻空公美子を講師に2回に渡る「メルカリShops セミナー」を受講したほか、出品準備においては、政策企画の石崎忠行をアドバイザーに何度も質問しながら工夫をこらしていました。

実際に販売に向けて、生徒一人ひとりが、タブレットを使い、Googleスライドを用いて、同時編集で販売戦略とプレゼンテーション資料の作成を行いました。

この授業では、生徒の地域産業への理解促進とビジネスマインドの育成とITスキルの向上をめざすとともに、市内事業者の販路拡大を通じた売上増加による地域経済活性化につなげることをめざしています。
この日の発表も内容も充実しており、販売を開始し、メディアへも堂々と答える生徒たちに、2ヶ月での大きな成長を感じました。

ソウゾウは、今後も全国の教育機関にECの活用支援と地域活性化への知見提供を実施していきます。

高橋 亮平