メルカリからの帰任に寄せて‐Unleashされた行政からの派遣職員3人の話(後編)

徳島市長・徳島市総務部長、岐阜市総務部次長などにも参加いただいての最終報告会

2022年4月から2023年3月まで、岐阜市と徳島市から、2022年10月から2023年3月まで、経済産業省所管の独立行政法人製品評価技術基盤機構(以下、NITE)からメルカリに職員派遣研修で来ていただいていた、柳原 浩亮さん、麻空 公美子さん、嶋田 博之さんの3人の研修派遣者が、メルカリへの派遣で何を感じ、何を学んだのか、派遣元に戻り、どう生かしていこうとしているのかを語ってくれた対談の後編です。

合わせて前編もご覧ください。

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柳原> もうすぐ研修期間が終わって派遣元に戻るわけですが、この1年で経験した、学んだことがたくさんあると思います。そんな中でこれだけは戻ったら是非活かしたい!ってことは何ですか。

麻空> 派遣元で活かしたいことですか。一言でいうと “MTGはquickに、資料はサマる” ですね。説明資料としてA4用紙1枚にまとめることとかあるじゃないですか。今思えば、あれ1枚作るのに何日かけてたんだろうと思っていて、そういうことをもうやめようと思っています。市もね、メルカリみたいにスライドの型を作っとけばいいんですよ。そしたらあっという間に資料ができるし、誰が作っても統一的な見た目と数字になります。あと「概要版」という名の文字ぎっしりの資料はサマリーとは言えないので、サマるスキルをもっと磨かないといけないですね。

【MTG(ミーティング)】

メルカリでは30分のMTGを基本とし、クラウド上でドキュメントを共同編集しながらリアルタイムで議事録を作成している。印刷して配布する作業もなく、作成したドキュメントは基本的に誰でも閲覧できる。

【サマリー化された資料】

概要や要約を意味する英語「summary」を語源とした造語で、文章などの要点を手短にまとめて表現したものをいう。

嶋田> 確かに “Mtgはquickに” は続けていきたいですね。ただ、会議によってはとことん議論した方がいいこともあるので、効率よくファシリテートできるように心がけたいですね。私は、派遣元でもAll Handsが開催できないかなと考えています。メルカリと比べると、役員や管理職の想いを知る機会や、各部門の業務内容を知る機会が多くはないと感じているので、All Handsが開催できれば職員のモチベーション向上や新しいイノベーションが生まれたりするんじゃないかと思っています。All Handsで社員の皆さんの想いや活動報告を聞いていると、ワクワクする気持ちが湧きますよね。派遣元に戻ってもワクワクする気持ちは大切にしていきたいです。

【All Hands】

All Handsとは、組織的な方針や制度の変更、新メンバーの紹介、社員の皆さんに知っておいてほしいお知らせを共有する会です。メルカリでは、毎週1回開催され、グループごとに全社員が参加しています。また、All Handsでの発表を聞きながらわいわい(Slack上でリアルタイムにコメントしたりリアクションつけたり)するのがメルカリ流です。

麻空> 4月からは「でも」「だって」との戦いだと思っているんですよ。私達が新しいことを組織に提案した時にお互いが多用すると思っていて、例えば「これまでは紙で印刷することが当たり前でしたが、今後はそれぞれが必要であれば印刷するようにしてください」という方針にすると「でもやっぱり私は紙派で、それをファイリングするのが落ち着くんです」と言う方も出てくると思いますし、「よそはよそ、うちはうちなんだから従来の価値観をベースとして構築してもらわないと困る」という場面に遭遇するかもしれません。

前者については、紙で印刷することを否定するのではなく任意に選択できるようにするのがポイントだけど、後者についてはお互いが折り合いを見つけるしかないと思いつつ、私自身が「でも」「だって」を無意識に多用しちゃいそうだから気を付けようと思っています。

最終報告会でプレゼンする麻空 公美子

柳原> それもD&Iですね!僕も、会議の内容はサマライズしてチャットのオープンチャンネルで共有することを、まず個人的にでもやっていきたいと思ってます。今まで会議でメモはとることがあっても後から見返すのは何か別件でその会議の内容の事が必要になった時くらいでしたし、メモを書いた資料を係内や課内で回覧する程度の共有がほとんどでした。でも、会議後にサマリーを作成することで、会議の内容が整理できたり、会議中には気づかなかった大切な部分が改めて分かったりしますよね。また、オープンチャンネルで共有しておくことで、他部署の関係者も情報を得ることができます。

嶋田> 派遣元の組織をより良くするためにメルカリに派遣させていただいたと思っているので、改善の提案はどんどんやっていきたいですね。ただ、麻空さんの言うとおり、新しいことを提案するとハレーションも当然起こるだろうなと思っていて。なので、組織を一気に変えようとするのではなく、まずは理解者を増やすことから始めてみようかなと思っています。そのためにメルカリで過ごした半年間で感じたことや、メルカリではこうだったよーとかは周りの皆さんにお伝えしていきたいですね。私の場合、2021年度にメルカリに研修に来ていた有山さんがいるのでスクラムを組んで頑張っていきたいです。

麻空> 共感してもらえる仲間がいるのは心強いですよね。徳島市はもともと民間派遣を行っておらず帰任した時に困るなあと思っていたので、市役所内の友人でグループを作って「メルカリと市役所の働き方の違い」を1年間研究し、1月に市長や幹部に向けて発表を行いました。その際の資料はGoogle Meetやzoomなどを使ってオンラインで打ち合わせを行い、共同で編集しながら作ったんですが、最初はグループメンバーも消極的だったんですよ。「共同編集?なにそれ?」って感じだったんですが、無理矢理mtgを設定してレクチャーしてみたら「なんで早く誘ってくれなかったの」って言われちゃって。

【共同編集】

メルカリでは、Google Drive上で、ドキュメントやスライド、スプレットシートを共有し、共同編集で作業する。議事録も会議中、同時編集で書きながら会議を進めるため終了後には参加したメンバーが合意した議事録が完成しているので、終了後に議事録を作成する必要がない。資料についてもリアルタイムで共同編集で作成していくことが多い。こうした資料は社内にはオープンに公開されているので、他部署のメンバーも検索して閲覧できる。

柳原> 麻空さん、研修期間中に共感してもらえる仲間を作ってたんですね。さすがです。岐阜市は僕で4人目ですが、みんなメルカリでの経験を活かして働き方などを改善していきたいと思ってはいるけど、もともとのカルチャーの違いが大きくて、なかなか浸透していかないみたいです。だから数人だけが提案していても変わっていかないので、共感してもらえる仲間をどんどん増やしていくのは効果的なので、戻ったらメルカリ経験者以外の職員も巻き込んでAll for oneで進めていきたいです。

嶋田> 私からお二人にお聞きしたいことですが、お二人の派遣元とメルカリで連携した取り組みがあれば教えてください!私の派遣元であるNITEは、メルカリと共同でリユース品を安全に活用するための啓発を行いました。啓発内容は、リユース品を送る側・もらう側の両方の視点から注意すべきポイントをまとめたもので、メルカリに限った話ではなく、「リユース社会の拡大」という観点から、日常生活でリユース品の受け渡しをする場合でも活用できるように意識した内容となっています。

この取り組みでは、NITEとメルカリでどんなメッセージを届けたいのかということを時間をかけて議論しましたね。また、この取り組みを広く届けるべく、SNSやアプリなど多くの媒体で発信しました。こうした情報発信に関われたのはいい経験でした。

麻空> いいですね。NITEって「自分のためになる気がしてついつい見ちゃう動画」を作るのが上手いイメージがあるので、メルカリと連携したことで国民のみなさんにより伝わる発信ができると思いました。

私の派遣元である徳島市とメルカリはですね、この1年でたくさんの取組みを行いました。7月に包括連携協定を結ぶと同時に「メルカリ寄付」をスタートし、9月には徳島県中小企業家同友会で、11月には徳島市中央卸売市場で「メルカリShopsセミナー」を開催、1月には徳島市職員向けのD&I研修の実施と市長インタビューを行った上でmerpoliとメルカンで記事化、2月には中学校で「金融教育」を実施し、その翌週には徳島市が「メルカリShops」にアカウントを開設し不用品販売を開始しました。不用品販売はカメラが大人気だったのと、変わりダネだった徳島市バスの発券機も完売しました。交通局長はアイデアマンですから、直接交渉してお願いした甲斐がありました。販売開始にあたってはお祝いの電話までいただいて恐縮しましたが、このような実績をたくさん挙げることができているのも、それぞれの担当課が「よし、やってみよう!」と協力してくれたお陰なので、関係者のみなさんには心から感謝しています。来年度は徳島市内の小学校、中学校、高校での教育連携が決まっているので、引き続きサポートするつもりです。

柳原> 岐阜市は2019年2月に包括連携協定を締結してから4年間でこの職員派遣研修を始めとして、「メルカリ寄付」や市内小学校で「フリマアプリの安心安全プログラム」の実施、岐阜市職員向けの「やさしい日本語研修」など様々な連携をしていますが、今年度はコロナ禍で落ち込んでしまった地域経済の活性化、販路拡大、EC化支援として、市内事業者の方達向けに「メルカリShopsセミナー」を開催しました。JA、工務店、金属加工業、医療法人、アパレル、医薬品販売、製麺業者、農家など幅広い業種の方に参加していただき、事業者の皆さんのECへの関心の高さを感じました。また、最近はDXということが色々な所で言われていますが、岐阜市もハードの環境は整ってきていますが、ソフトの部分、職員の意識がまだ追いついていなかったので、メルカリの高橋亮平さんに講師に来ていただき、まず管理職向けのマインドチェンジ研修を行いました。「DXというのは単なる業務のデジタル化では無く、デジタル化によってアウトカムを最大化すること」という言葉が印象に残っていますが、研修後のアンケートでも約90%強の受講者が「自身の意識改革に繋がった」と回答していたので今後も続けてDXに関して先進的な自治体を目指したいですね。

岐阜市ではなかなか上手く進められていないですが、自治体や学校の不用品販売や粗大ゴミ販売はとても良い取り組みですよね。自治体や学校の中にある不用品はまだまだ使えるものがたくさんありますし、何よりジャンク品でも売れるのでただ廃棄するだけではもったいないですよね。ぜひ、不用品は廃棄ではなく、次の誰かにリユースしてもらうという意識が全国の自治体に広がっていくと良いなと思います。

最終報告会でプレゼンする柳原 浩亮

嶋田> 私もそう思います。不用品だと思っていたものが、誰かにとっては必要なものかもしれないですよね。バスの発券機なんて自治体が出品しなければ入手できない代物だから貴重なんじゃないかな。そうしたお宝が自治体にはまだまだ眠っていそうですね。また、お二人とも、教育やマインドチェンジに注力されていることが印象的でした。行動変容を促すために継続していきたい活動ですよね。

次に、私からは、お二人のメルカリでのGo Boldな体験を聞きたいです!特に、麻空さんはGo Boldを体現しているイメージがあるので聞いてみたいです。私のGo Boldな体験は、All Handsで、MCをしたこととNITEとコラボ啓発の活動報告を英語で発表したことですかね。All Handsって何百人もの社員が視聴しているじゃないですか?引っ込み思案かつネガティブな性格なので、大勢の社員が見ているAll Handsで、しかも英語で発表なんてやったことないからできるわけないよーって正直、思っていました(笑)だけど、せっかくの機会なので自身を奮い立たせてやってみたら、All Handsをきっかけに声をかけてもらえるようになったので、やってみて良かったですね。

【Go Bold】

ミッションを達成するための行動指針であり、メルカリ社員に浸透する3つのバリューのひとつ。

・Go Bold – 大胆にやろう

・All for One – 全ては成功のために

・Be a Pro – プロフェッショナルであれ

麻空> Go Boldな体験の自覚がないので誰かがSlackにスタンプを押してくれたのでいうと、メルカリ創業10周年記念イベントのサポートメンバーに立候補したことですかね。本当にいい経験になったのでやってよかったです。ロジ周りとか、買い出しとかexecアテンドとかいろいろやらせてもらえてメンバー間に絆が生まれました。すごく大変だったけどいい思い出です。メルカンに載っていますが、達磨に目を入れてるshintaroさんが持っている筆と、naokiさんが持っている透明のガラスボウルと墨汁は、イベント当日に私が六本木の坂を全力で駆け抜けて調達してきました。そう考えると感慨深い写真です。

最終報告会の会場の様子

柳原> 今になって改めて考えると自分にとっては、このメルカリへの派遣研修に応募したところからGo Boldだったなと思います。1年間とはいえ、元々新しいコミュニティに入っていくことはあまり得意ではなかったので。でも、メルカリのようなベンチャー企業の働き方を経験して岐阜市にも活かしたい、それができるのは今しかないなと思い切って応募しました。

あと、メルカリでの体験で言うと、チーム異動とメンターですね。まず3ヶ月経過してやっと業務に少し慣れてきた頃に、今までやっていた業務とは全く違う領域のチームへの異動の打診がありました。もちろん意向の確認はしてもらえたのでお断りすることもできたんですが、今までの出向者も経験していない業務だったし、1年間の中で幅広い業務を経験することも良い経験になると思ってお受けしました。

その後、新たな業務に慣れることに必死だった9月頃、「10月に出向者がJOINするので、そのメンターをお願いしたい」という話があった時は、「マジか・・・まだ半年で業務内容も変わったばかり、自分も出向者だし、メンターなんてできるのか!?」ってメチャメチャ不安でしたけど、これも勉強だからと精一杯頑張ったつもりです。メンティの嶋田さん、頼りないメンターだったかもしれないですけど、どうでしたか?(笑)

ただ、実際メンターをやってみると、メンティとお互いの疑問点を一緒に調べて解決できたり、他チームとのコミュニケーションの幅も広がってとても良い経験でした。岐阜市にもこういった新入職員のサポート制度として、「職場先輩制度」というものがありますが、その中にコミュニケーション施策のようなものも取り入れていけると、更に良い制度にできるなと思ってます。

【メンター】

新入社員(メンティ)をサポートする社員のことです。

最終報告会を終えた嶋田 博之と製品安全センター所長はじめNITEのみなさん

嶋田> 確かに、傍から見たら出向者同士でメンター・メンティやってて大丈夫?って思われるかもしれないですね(笑)

メルカリでは、新入社員がオンボーディングを通じて、3か月で自走できるようなサポート体制が充実していて、新入社員が知っておくべき情報を漏れなく伝えるためのチェックリストやビデオオリエンテーションが整備されていることに感動しました。正直、オンボーディングのコンテンツに目を通しておけばメンター要らないんじゃないかと思うほどでした(笑)。

ただ、メンターの役割って、メルカリのカルチャーや仕事内容について指導することももちろんあるんですけど、メンティからすると、業務上の不安や悩みであったり、疑問に思っていることを気軽に聞けるところに魅力を感じました。特に、メルカリにjoinした当初は、新しい環境で働くことに不安を感じていたので1on1で相談できるのはありがたかったです。

その点、柳原さんは同じ出向者としての気持ちを理解してくださって、私が自走できるように伴走していただいたので、柳原さんがメンターで良かったなーと思っています。

NITEに居続けたら気づけなかったと思うんですが、メルカリへの派遣がきっかけで、NITEに入構したときの不安な気持ちを思い出すことができました。メルカリへの派遣前までは、毎年新入職員が入構することに慣れてしまって、「今年も新入職員が入ってきたんだなー」ぐらいの気持ちだったんですが、メルカリへの派遣を通じて、「きっとその新入職員は新しい環境で働くことに不安を感じているんだろうな」という視点を持つことができました。なので、NITEに戻ってからは、新入職員に寄り添って1日でも早く職場に馴染んでいけるようにサポートしたいですね。

【オンボーディング】

新しいメンバーの順応を促進する取り組みです。メルカリでは「新しいメンバーが入社3ヶ月以内に、メルカリのカルチャーを自らの言葉で伝えることができ、バリュー・パフォーマンスが最大限発揮できる状態にする」ことを目的としています。

【1 on 1】

役職関係なく、相談したい・話を聞いてみたい人と1対1で対話することです。

メルカリでは、マネージャーはチームのメンバーと、1週間に1回程度の割合で1on1を行うことになっています。

麻空> 私が徳島市に採用された頃は、新規採用職員にそれぞれ指導員がついて交換日記みたいなものをやり取りしていましたが、まずは週に1回の1on1を取り入れるのもいいのではないかと思いました。派遣元に取り入れたいアイデアはたくさん浮かんできます。私達、メルカリにUnleashされちゃいましたね。

最後になりましたが、帰任しても何か話したくなったら気軽に1on1誘ってくださいー。

柳原・嶋田> もちろん!

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プロフィール

麻空 公美子(Kumiko Asasora)

メルカリ政策企画。2010年徳島市役所入庁。住民課において戸籍等交付業務に従事。その後、再開発事業、公共工事の入札の業務を担当する土木政策課で執務するなか、徳島市の重要課題となっていた「中心市街地活性化基本計画」策定に向けた市長直轄の組織として2021年12月に設置されたプロジェクトチームのメンバーに抜擢され、立ち上げから2022年3月の内閣総理大臣の認定までの主要なメンバーとして携わった後、2022年4月から2023年3月までメルカリに派遣研修中。経営戦略室政策企画とD&Iチームに所属し、これまで自治体連携や「メルカリ教室」「メルカリ寄付」「メルカリShops」「無意識バイアスワークショップ」などの業務を担当。

柳原 浩亮(Kosuke Yanagihara)

メルカリ政策企画。大学を卒業後民間企業に就職し、ルート営業の経験を経て、2009年岐阜市役所入庁。資産税課で固定資産税賦課業務、農林園芸課、農林政策課では農林業振興業務に従事。直近の市民スポーツ課においては、スポーツイベントの開催など市民スポーツ振興業務を担当し、2022年4月から2023年3月までメルカリに派遣研修中。経営戦略室政策企画に所属し、これまで自治体連携や「メルカリ教室」「メルカリ寄付」「メルカリShops」のほか、不正対策など「メルカリ」の安心安全に関わる業務を担当。

嶋田 博之(Hiroyuki Shimada)

メルカリ政策企画。2016年独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)入構。企画管理部総務課で文書管理、情報公開業務に従事。その後、製品安全センター事故調査課で消費生活用製品が関係する事故調査を担当し、2022年10月から2023年3月までメルカリに派遣研修中。経営戦略室政策企画に所属し、これまで規制当局との渉外や「製品安全サポート」「NITEとの共同啓発」など、製品安全に関わる業務を担当。

 

これまでのメルカリへの派遣研修者の報告も合わせてご覧ください。

岐阜市NITE経産省