徳島市の小学生が、地元の伝統工芸を守っていこうと、端材や木くずを使った商品を「メルカリShops」で販売開始!

6年生によるプレゼンテーション資料と、プレゼンする6年生たち

12月1日、徳島市福島小学校で、小学生たちが作成した商品の「メルカリShops」での販売を開始しました。

福島小学校の地域は、一昔前には木工で栄えた地域であり、徳島では、小さい頃に伝統工芸でもあるお弁当箱「遊山箱」にお弁当を入れて遠足に行ったり、お彼岸にはこの「遊山箱」を持って親族でお墓参りに行くそうです。

最盛期には年に200万〜300万棹の鏡台や箪笥などの花嫁道具を作っていたというこの地域も、現在はその生産は年に70棹になってしまったと言います。

今回、販売を開始した6年生たちは、総合学習の時間に、地元の木工業などの伝統工芸を調べ学習している中で、こうした取り巻く環境の変化を知り、地元の伝統工芸を残していくために、自分たちにも何かできないかと考え始めました。

児童たちは、地元の事業者などに話を聞いていると、木くずなどを産業廃棄物として処分するのに多くの費用がかかり負担になっていることを知り、これを商品にして、ネット販売できないかと考えました。

6年生による商品説明と、プレゼンと質問を受けて話をする内藤 徳島市長

今回の販売は、連携協定を締結している徳島市の出前授業としてメルカリが参加し、この福島小学校の総合学習の授業と、徳島市教育委員会とで連携し、既に市の備品販売を行っている徳島市の「メルカリShops」のショップで販売する取り組みになっています。

この日行った発表会には、地元の事業者である江淵鏡台店さんのほか、徳島県木材買方協同組合の理事長や専務理事、徳島市の内藤佐和子市長にも参加いただき、児童たちのプレゼンに対しての感想や質問に対して回答をいただきました。

商品は以下の徳島市の「メルカリShops」のショップから購入できます。

今回、小学6年生たちが販売開始した商品は以下の8商品です。

どれも伝統工芸品を作る際に使われている桧などの端材や木くずを用いた商品になります。

① つむつむblocks(つみき)

② つみっきー

③ ヒノキのふわふわクッション

④ 福島木くずポンポン

⑤ くさくさ撤収(匂い消し消臭剤)

⑥ 靴クサないない(消臭剤)

⑦ 猫まきびし

⑧ キャンプ用 木くず

小学生たちが、知恵を絞って考えた商品には、地元の伝統工芸を守っていきたいという思いが詰まっています。

ぜひ、皆さん購入してあげてください。

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高橋 亮平