ウクライナへの人道危機に対する支援を「メルカリ寄付」で開始します!

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メルカリは、3月10日より、「メルカリ寄付」の寄付先に「ウクライナ緊急募金(日本ユニセフ協会)」と「ウクライナ危機 緊急子ども支援(セーブ・ザ・チルドレン)」を追加します。

これらの寄付先を通じ、ウクライナにおいて水や電気を絶たれたり教育の機会を奪われたり、避難を余儀なくされるなど、深刻な人道危機に晒されている子どもたちとその家族に支援を行っていきます。

ユニセフによると、ウクライナの子どもたちとその家族が直面している状況は、刻一刻と悪化しており、多くの子どもが死亡しており、戦闘の激化とともに、この数はさらに増えると予想されています。多くの子どもたちが負傷し、心にも深い傷を負っています。子どもたちの教育の機会が奪われ、ウクライナで暮らす750万人の子どもたちのリスクは高まっていくばかりです。

今回は、ユニセフに「ウクライナ緊急募金(日本ユニセフ協会)」、セーブ・ザ・チルドレンに「ウクライナ危機 緊急子ども支援(セーブ・ザ・チルドレン)」を「メルカリ寄付」の新たな寄付先に追加してもらい、皆さんからの寄付をウクライナの人道支援に届けていきます。

 

寄付方法: 売上金等からチャージされたメルペイ残高を通じて寄付ができます。

詳しい利用方法は以下のページをご確認ください。 

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公益財団法人 日本ユニセフ協会

ウクライナ緊急募金 

 

2月28日までの1週間でウクライナ政府管理下の地域で3カ所、親ロシア派支配地域でも3カ所の教育施設が被害を受けました。親ロシア派地域では、学校は2月21日から閉鎖されており、いつ授業が再開されるのか、情報は得られていません。現在、35万人以上の学齢期の子どもたちが教育を受けられずにいます。ウクライナ政府側では、教育省によると、コンタクト・ライン沿いの地域の治安悪化により、5,500人以上の生徒が通う33校が閉鎖され、対面授業ができなくなっています。

また、重要な水・衛生設備、電気・暖房設備、学校インフラ等が被害を受け、子どもたちの安全な住居、水、学校へのアクセスは脅かされています。ジェンダーに基づく暴力や子どもへの暴力への対応、心理社会的ケア等の保護サービス、予防接種や緊急医療サービスを含む質の高い医療サービスへのアクセスの必要性も切迫しています。

3月8日までに200万を超えた周辺国に逃れた難民の約半数は子ども。親やおとなの同伴者がいない子どもたちの数も増えています。

 

<具体的な支援計画(2月28日現在)>

■ ウクライナ国内で

  • 保健: 東部、中部、西部の9つの自治体において、国内避難民の緊急人道支援ニーズに対応するための重要な保健・医療物資を備蓄・配布することで、地方当局の緊急事態への備えと対応を支援。
  • 水と衛生: 地方当局の要請を受け、給水車での水の提供や、地元のメーカーから現物給付支援として受け取った5リットルボトル入りの飲料水3,840本を配布。
  • 子どもの保護: ウクライナ政府管理下にある地域で暮らす子どもと養育者に心理社会的ケアの提供とともに、最も厳しい状況に置かれた子どものいる家族に対するケースマネジメントの支援。子どもの保護ホットラインが設置され、施設からの子どもの避難も支援。
  • 教育: 教師、ボランティア、教育施設の管理スタッフを対象に、ライフスキル教育、心理サポート、紛争解決や非暴力コミュニケーション、心理社会的支援などに関する一連の訓練を実施。
  • 社会的保護: 厳しい状況にある家庭3,000世帯への追加の現金給付支援を計画。ユニセフ・ウクライナ事務所では、3,000世帯を支援するのに十分な医療、衛生、緊急教育物資をキエフとクラマトルスクの倉庫に備蓄しており、今後届く子ども用の冬服、保健物資、レクリエーション・キット、幼稚園キット、水と衛生用品を含む最初の支援物資を、2万人以上に提供予定。

■ 近隣諸国で

  • ルーマニア、モルドバ、ベラルーシ、ポーランドの国境付近で支援を展開。2015年~2016年の難民・移民危機の際に展開した「Blue Dot」と呼ぶ難民・移民の子どもや家族に必要不可欠な支援を提供する拠点を軸に、子どもや保護者への心理社会的支援(心のケア)を提供するとともに、特に、おとなの同伴のない子どもや親と離れ離れになった子どもの保護と再会を支援。

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公益社団法人 セーブ・ザ・チルドレン・ジャパン

ウクライナ危機緊急子ども支援 

セーブ・ザ・チルドレンは、ウクライナ全土で深刻な危険に晒されている350万人の子どもたちとその家族に支援を届けるため、世界で1,900万米ドル(約21億円)のご寄付を呼びかけています。そして、私たちは凍てつく寒さと過酷な環境の中で紛争から逃れてきた子どもたちやその家族に、周辺国で食料や水の配布、子どものための安全な居場所の設置など、命を守るための支援を行っています。現在、緊急・人道支援チームは、可能な限り支援をしています。

セーブ・ザ・チルドレンは、2014年の紛争勃発以来、ウクライナで子ども支援を行ってきました。さらにいま、この危機の影響を受けている子どもたちとその家族が必要な支援を受けられるよう、緊急・人道支援の規模を拡大する準備を行っています。

 

<具体的な支援計画>

  • 衛生: マスクなどの個人防護具、石けんや洗剤、歯ブラシなどの衛生用品キットの配布。
  • 子どもの保護: 養育者と離ればなれになった子どもの迅速な特定と家族の再会支援や、今後家族が離ればなれになることを防ぐための支援。子どもの保護支援などが利用できる場所を示した地図の策定、ヘルプラインの設置。子どもの保護に関する正確な情報の提供。子どもたちが安心・安全に遊びや学びなどを行える「こどもひろば」の開設。学校の先生や臨床心理士、ソーシャルワーカー、地域のNGOが、紛争の影響を受けた子どもたちのニーズに応えられるよう、子どものための心理的応急処置の研修実施など。
  • 精神保健・心理社会的支援: 子どもたちや養育者、人道支援関係者のための心理的応急処置の提供。レクリエーションのためのキット配布。
  • 教育: 危機の影響を受けている子どもたちに精神保健・心理社会的支援を提供する方法について、学校の臨床心理士や教師に対して研修の実施。就学前の幼児を対象としたセンターを通じて、子どもたちが学び、遊ぶことができる安心・安全な居場所の提供。
  • 住居と食料以外の物品支援: 子どものいる家庭の家賃や光熱費の支払い、冬服、暖房器具購入のための現金支援、物品の提供。
  • 食料と生計支援: 各世帯が必要最低限のものを購入できるよう現金の提供。基本的なニーズの反映や食料の購入用のバウチャー支援。

 

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メルカリは、今後もフリマアプリ「メルカリ」を通じ、社会・環境課題の解決に貢献する取り組みを推進してまいります。

高橋 亮平