山形市が12月22日よりスマホ1つで誰でも簡単にネットショップを開設できるEコマースプラットフォーム「メルカリShops」を活用し、家庭で使わなくなった中古家具等の販売を開始しました。
山形市では、市民のリユース意識向上を図る目的で、家庭で使わなくなった家具等のリユースイベント「家具のリユース大作戦！」を実施しており、11月に開催した持ち込み回収イベントで市民から引き取った中古家具等をこの日から山形市の「メルカリShops」のショップで販売を開始したものです。
山形市の「メルカリShops」はこちらになります。
全国で市民の皆さんからの粗大ごみとなったもののうちまだ使えるものを自治体が「メルカリShops」で販売する事例は、9自治体等あります。
山形市は、粗大ごみ等の処理は自治体単独ではなく、近隣自治体とともに組合で実施していることもあり、回収した粗大ごみの販売ではなく、市民の皆さんにリユースできるものの持ち込みを呼びかけて実施した取り組みになります。
販売を開始したこの日、山形市役所で、佐藤 孝弘 山形市長とともに家庭で使わなくなった中古家具等の「メルカリShops」での販売開始や、「メルカリエコボックス」の配布開始などを発表しました。
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佐藤 孝弘 山形市長のコメント
山形市では、今年2月に県内で初めて「メルカリShops」を開設して以来、時代の流れや業務の変化、学校の改築などで市としては活用の場がなくなった時計や学習教材、業務の変化で活用の場がなくなったものの、まだ十分に使用できる備品などを出品してまいりました。販売出品開始以来、先月末までに77品をご購入いただき、リユースに繋げることができました。売却額は約88万円となっております。
また、山形市立商業高等学校では、メルカリの学校教育プログラムを活用した授業の一環として、こちらにいらっしゃる高橋様より商品コンセプトや価格設定などをご指導いただき、地元企業様のご協力を得て、お菓子の商品開発に取り組み、電子商取引を実践しました。
多くの方からお買い上げいただき、販売実績は、161件で約12万円となりました。
山形市では、市民のリユース意識向上を図るため、家庭で使わなくなった家具等のリユースイベント「家具のリユース大作戦！」を実施しております。
「ちょっと早めの大掃除」として、ご家庭で使わなくなった家具等をイベント日に持ち寄っていただくよう10月の記者会見でお知らせしましたところ、大変反響があり、引き取り日となった11月18日は、悪天候にもかかわらず、軽トラックやミニバンに家具類を詰め込んだ多くの方々が会場にお越しくださり、30分繰り上げて開始し、約50組の市民の方から80品を超える家具等を引き取りました。お持ちいただいた座卓やたんす、ドレッサーなどの家具は、各家庭でご家族の思い出が多く詰まっているものも多かったのではないでしょうか。
大事に使ってこられたものを次に希望する方に譲りたい、と家具を持ち込んでいただいた皆様のお気持ちに、改めて感謝申し上げます。
今回お引き受けさせていただいたもののうち約40品を、本日より山形市「メルカリShops」で販売に出品いたします。
リユースに取り組んでいただくための啓発イベントですので、お求めやすい価格に設定し、「メルカリ」での出品最低販売価格の300円ですべて販売出品いたします。
購入はフリマアプリ「メルカリ」からとなり、ご購入いただいた品は配送ではなく、立谷川のエネルギー回収施設で直接お引き渡しいたします。販売期間は来年2月29日までで、期間中は、同施設にて展示を行っていますので、販売出品物の状態やサイズを直接ご確認いただくことも可能です。
市民の皆様から引き取って販売出品しました品は、購入して使っていただくことでリユースに繋がりますので、まずは山形市の「メルカリShops」をチェックいただき、商品をご覧ください。
また、このたびの中古家具以外に、市の不用備品を販売出品していますので、こちらもぜひご利用ください。
次に、山形市では株式会社メルカリ様のご協力により、家庭内で使わなくなったものを一時保管しリユースに取り組むための「メルカリエコボックス」を無償提供いただく運びとなりました。
大変ありがたく頂戴させていただきます。
この「メルカリエコボックス」は各ご家庭でリユースに取り組んでいただくためのツールとして、市の窓口やごみ減量啓発イベントで希望する市民の方にお配りいたします。ぜひ、ご家庭で活用いただき、リユースの実践に取り組んでいただきますようお願いします。
最後に、市民の皆様には、山形市の「メルカリShops」をぜひご覧いただき、商品のご購入を検討いただきますとともに、ご自身でもフリマアプリなどを活用してリユースに取り組んでいただくなど、循環型社会の形成にご理解、ご協力をいただきますようお願い申し上げます。
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山形市では、既に、2023年2月16日より自治体備品の「メルカリShops」での販売を始めているほか、11月7日からは、山形市立商業高等学校が地元事業者と連携して授業で開発したお菓子などの商品も「メルカリShops」で販売していました。
自治体による「メルカリShops」での販売は、今回の山形市も含め28自治体等で行っています。
山田町（岩手県）、瀬戸市（愛知県）、蒲郡市（愛知県）、加茂市等（新潟県）、南部町等（鳥取県）、西宮市（兵庫県）、松原市（大阪府）、鎌倉市（神奈川県）、室蘭市（北海道）、山形市（山形県）、徳島市（徳島県）、岡山市（岡山県）、仙北市（秋田県）、愛知県、名古屋市（愛知県）、行方市（茨城県）、北杜市（山梨県）、大町市（長野県）、関市（岐阜県）、大淀町（奈良県）、揖斐川町（岐阜県）、三島市（静岡県）、熊本市（熊本県）、三次市（広島県）、坂出市（香川県）、掛川市等（静岡県）、尾張旭市（愛知県）、山県市（岐阜県）の販売実績は以下もご覧ください。
メルカリでは、この他にも様々な形での自治体連携の取り組みも行っています。
メルカリは、各自治体との取り組みを通じ、「捨てる」をへらすことで、循環型社会の実現に貢献していきます。
自治体さま、自治体関連の企業・各種団体さま
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（高橋 亮平）
