アジア生産性機構が、女性のエンパワメントと社会進出に関する日本のベストプラクティスとしてメルカリを視察
訪問団の代表者からメルカリへ感謝状の授与
11月28日、メルカリのインクルージョン&ダイバーシティチームはアジア太平洋地域21ヵ国・地域が加盟する国際機関、アジア生産性機構(Asian Productivity Organization:APO)による視察団を受け入れました。
政府・省庁職員、企業経営者、コンサルタントなど、各国のリーダーが集う46名の視察団が、日本のベストプラクティスとしてメルカリのInclusion & Diversity(以下、I&D)推進に焦点を当てたことは、メルカリでの取り組みがグローバルな課題解決に貢献し得ることを示すものです。
なぜAPOはメルカリを選んだのか?
今回の視察は、「女性のエンパワーメントと社会進出に関する訪日研修」の一環として実施されました。公的機関(東京都など)以外の訪問先としては、メルカリが唯一選定されています。
APOがメルカリを訪問先に選定した理由は、当社CEOの「日本人男性だけで世界で勝てます?」という問題意識とその強いリーダーシップの下にI&Dを経営戦略として推進していることにありました。これは、メルカリが、I&Dを単なる企業イメージの向上ではなく、グループミッション「あらゆる価値を循環させ、あらゆる人の可能性を広げる」を達成するために不可欠であり、それが事業の成長とイノベーションに直結すると捉えているからです。
また、企業の女性活躍推進にあたっては、一般的にクウォータ制が採用されることが多い中、メルカリでは結果目標を設定せず、多様なタレントが採用や昇格において平等な機会を得られる「プロセス」にフォーカスしている点がユニークだとして評価されました。メルカリではこれを「プロセスKPI」と呼び、組織内の多様性を高めるために、最終的な結果ではなく、選考プロセスを改善するために候補者プールに目標を設定しています。
講演から体験型ワークショップまで
1.メルカリのI&D推進について講演
CHROの宮川 愛から、メルカリがなぜI&Dに取り組むのか、そしてどのようにして「多様性を受け入れ、それを力に変える」文化を社内に浸透させてきたかについて講演を行いました。各国参加者からの関心が高く、闊達なディスカッションが行われました。
参加者からの反応
「Inclusionは受動的なものではなく、能動的なアクションが必要であること。組織の創造性を強化するためのスキルだとわかった。」
「I&Dの取り組みは元々は有志メンバーによるボトムアップアプローチで始まったと説明があったが、CEO含め経営陣を熱量高く巻き込めていることが素晴らしい。」
特に、性別・国籍といった外見的な違いだけでなく、個々人の思考や経験の違いを尊重するインクルージョンに重点を置いた取り組みが、高い共感を呼びました。
メルカリCHRO、宮川愛による講演
2. グローバル標準の認証の取得
メルカリは、ジェンダー平等に関する国際的な評価基準である「EDGE Assess」認証を取得しています。これは、日本の企業としてはまだ数少ない事例であり、グローバルスタンダードに準拠した、当社の強いコミットメントを示すものです。国連女性機関(UNWomen)の参加者からは、日本企業の第一号として認証を受け、業界をリードしていることへの称賛の言葉がありました。
UN Women Phillipines の代表者、Ms. Ma. Rosalyn Mesina
3. 「無意識バイアスワークショップ」体験

プログラムの締めくくりとして、参加者から要望があった「無意識バイアスワークショップ(Unconscious Bias Workshop: UBW)」の体験版を実施しました。
このワークショップは、メルカリが全マネージャーを対象に実施している重要な研修であり、インクルーシブな意思決定を行うための基礎スキルと位置づけられています。短時間の体験ながら、参加者は自身の判断や認識が、無意識の偏見に影響されている可能性について深く考えを巡らせていました。

APO視察を経て
APO視察団の受け入れは、メルカリのI&D推進が、日本国内だけでなく、アジア太平洋地域の生産性向上と女性のエンパワーメントというグローバルな課題解決にも貢献し得ることを再認識する機会となりました。
メルカリは、今後も多様な才能とバックグラウンドを持つメンバーが、最大限の力を発揮できる組織づくりを追求していきます。「私たちにできるI&D」を一歩ずつ形にし、一緒に取り組んでくれる仲間を増やしながら、企業価値の向上と社会への貢献を果たしてまいります。

(中田 美沙貴)