オンラインでコミュニケーション不足解消したメルカリ政策企画チームの「ゆるふわサロン」の取り組み

f:id:merpoli:20200413190155p:plain

先日、『メルカリ政策企画チームも在宅勤務(WFH)実施中。経団連等でもリモート会議を実践』でご紹介しましたが、政策企画チームも各自在宅勤務を継続しています。在宅勤務開始から1ヶ月以上が経過し、slackやオンライン会議を利用した在宅勤務のメリットや可能性も感じる一方、オンラインだけで毎日会議が続く中でのコミュニケーションの難しさ、オフィスでの雑談のようなフランクなコミュニケーションが減ったことの影響なども同時に感じていました。

また、4月1日に政策企画チームに新メンバーが加わったのですが、メルカリでは、こうした新入社員のオンボーディングについても全てオンラインで実施しています。

こうした中で、オンラインのコミュニケーションでも、日常的にオフィスで行っていたコミュニケーションのようなコミュニケーションが実践できるかを新たな取り組みを始めました。

今回紹介するのは、取り組みの第一弾として、政策企画チームで導入した「ゆるふわサロン」です。

オンラインのビデオ会議は、多くの場合、議題が決まって設定されるものです。いわゆる雑談などのように自然発生的に生じるコミュニケーションが発生しにくく、今回、意図的にそうした雑談の場を持つことにしたのです。平日の夕方に短時間、出入り自由なオンラインの雑談時間枠を「ゆるふわサロン」と称して設けることにしました。

この時間は、みなカメラをオンにして、ノーメイクでもお構いなしで、フリートークを繰り広げています。やはりオンラインでもメンバー同士の表情が見えると安心しますしホッとします。

こうした取り組みは、メンバーの心理的安全性の確保など、当初想定していた以上に効果を発揮しているように感じます。

政府による緊急事態宣言によって、多くの会社で在宅勤務に移行しており、オンライン会議は今後も広がっていくと思います。一方で、これまでのコミュニケーションで積み重ねてきた信頼や関係性ゆえに成立している部分も多く、オンラインのコミュニケーションにおいても、どう信頼や関係を深めていくかが重要です。在宅勤務期間の長期化も見込まれるなか、こうした取り組みや実験も、参考になればと思い、紹介することにしました。

メルカリや政策企画チームの中でも試行錯誤ではありますが、在宅勤務での課題は、コミュニケーションに限らずまだまだ多くあると思います。

自宅にいながらも普段に近いコミュニケーションがとれるよう、日々気持ちよく業務にあたれるよう、今後も様々な取り組みを考えて実践していきたいと思います。

(佐々木 愛)