いよいよ政令指定都市も「メルカリShops」での粗大ごみ販売を開始!
3月14日、いよいよ政令指定都市でも「メルカリShops」での粗大ごみ販売が開始しました。
「メルカリShops」での粗大ごみ販売は、「ごみゼロの日」である昨年5月30日、愛知県蒲郡市と新潟県加茂市から実証実験として開始しました。
「3R月間」である昨年10月には、中核市である西宮市が加わり3自治体となり、こうした取り組みは、先月、 2022年度 地方創生SDGs官民連携優良事例に選出され、内閣府と地方創生SDGs官民連携プラットフォーム主催の「地方創生SDGs国際フォーラム2023ーイノベーションがリードする新しい「持続可能なまちづくり」の実現ー」で行われた表彰式で表彰されました。
こうした取り組みは、メディアでも数多く取り上げられ、最近では多くの自治体からの問い合わせをいただいています。
そうした中、今日、新たに政令指定都市としてはじめて、岡山市がこの「メルカリShops」での粗大ごみ販売に加わることになりました。
岡山市・メルカリ・ソウゾウで包括連携協定を締結
3月14日、岡山市(市長:大森 雅夫)とメルカリ(代表取締役CEO:山田 進太郎)、ソウゾウ(代表取締役CEO:石川 佑樹)は、相互に緊密な連携を図り、双方の資源を有効に活用した活動を通じて、リユースなど循環型社会の推進を図ることを目的に、連携協定を締結し、同日から「メルカリShops」を活用した粗大ごみ販売を開始しました。
メルカリは、フリマアプリ「メルカリ」およびその関連サービスの提供をはじめとするさまざまな取り組みのサポートを、ソウゾウは小規模事業者等でも簡単にネットショップを開設できる「メルカリShops」を提供しています。一方、岡山市では、リユースの推進や循環型社会に向けての課題があることから、こうしたメルカリ・ソウゾウが有するICT技術や知見を活用することなどによって、社会課題解決につなげていきます。
メルカリグループでの協定締結自治体は、今回の岡山市を含めて、これで22自治体となりました。
中国地方の自治体としては初の締結となります。
岡山市役所において協定締結の報告会を開催し、岡山市長とともに、メルカリから政策企画参事の高橋亮平が参加し、締結を受けての想いなどを話しました。
連携事項は、以下の3項目です。
(1) 循環型社会の推進に関すること
(2) 地域の活性化に関すること
(3) その他、本協定の目的を実現するために必要なこと
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岡山市長のコメント
岡山市では、ここ数年、コロナ禍での巣ごもりによる家庭での不用品整理も増え、家具類や自転車などの粗大ごみの受け入れが増加傾向にあります。粗大ごみの中には、まだまだ使用できるものも沢山あり、東部リユースぷらざでは、再使用品として市民の皆さんに販売したり、無料で譲渡したりしています。しかし、コロナ禍の影響もあり、リユースぷらざへの来場者数や再使用の譲渡件数は大幅に減少している一方で、粗大ごみの搬入は増加傾向にあり、再使用品の在庫も増加している状況です。
この状況を打開するための方策の1つとして、市民の皆さんの利便性を高めるための取り組みを行うこととし、具体的にはスマホ等を利用して再使用品の在庫確認や購入、決済等をリアルタイムで行えるようにできないかの検討を行い、手法を検討した結果、フリマアプリの中で、利用者が最も多く、また自治体における粗大ごみからの不用品の活用実績があることから、株式会社メルカリ、株式会社ソウゾウと連携協定を結び、「メルカリShops」を利用し、不用品の再使用の強化を行うことにしました。
こうした取り組みが、市民のリユース意識の向上にもつながり、ごみの排出抑制、循環型社会の実現に向けた取り組みともなり、結果としてごみの減量化に寄与することを期待しています。
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中四国地方でも初となる「メルカリShops」を活用した粗大ごみの販売を開始
協定締結の同日、岡山市によるまだ使える粗大ごみ販売も開始しました。
まだ使える粗大ごみの販売を支援することで、自治体の粗大ごみ量などのごみの削減とリユースによる資源の有効利用、財源確保による地域活性化を図ります。
本取り組みは、政令指定都市としては初となり、中国・四国地方でも初、全国でも4例目の事例となります。
岡山市では、これまでリユースの促進及び啓発を行う施設である「東部࣮リユースぷらざ」で、粗大ごみの中からリユース可能なものを抽選販売や無料譲渡を行ってきました。しかし、コロナ禍でこの東部リユースぷらざの来場者は減少し、一方、在宅ワークなど生活様式の変化で粗大ごみは増加している状況です。このため、リユース品の譲渡件数も減少し、多くの在庫を抱えていることから、「メルカリShops」を活用することでの販売を実施していくこととなりました。
今回の取り組みにより、こうしたリユース品をより多くの皆さんにお届けするとともに、市民の皆さまの環境やリユースへの意識の定着と、地域全体におけるサステナブルな行動変容へ向けての契機となることを目指します。
メルカリ、ソウゾウ岡山市は、本取り組みを通じ、「捨てる」以外の選択肢を提案するほか、捨てられたものをリユースすることで、サステナブルな行動が市民の皆さまに定着することを目指していきます。
岡山市のショップページ
先行して粗大ごみの販売を実施している蒲郡市(愛知県)と加茂市(新潟県)、西宮市(兵庫県)でも、すでに多くの粗大ごみのうちまだ使えるものが販売され、リユースが進んでいます。
蒲郡市
加茂市・田上町消防衛生保育組合
西宮市
メルカリとソウゾウは、今回の岡山市との連携協定を結ぶ形を含め、様々な形で、今後、全国の自治体との連携を広げていく予定です。
引き続き、新しい自治体連携や地域連携、社会課題の解決に挑んでいこうと思います。
(高橋 亮平)