境港総合技術高校など全国5つの高校で「メルカリShops」を活用した学校教育プログラムが今年度もスタート!

2022年度に全国5つの高校・短大で実施した「メルカリShops」を活用した学校教育プログラム「メルカリShops PBLプログラム」が、2023年度もスタートしました。

昨年度は「地域事業者のEC化支援と地域経済の活性化」をテーマとし、生徒が事業者のネットショップの販売戦略を立案し、実際に「メルカリShops」内に事業者のショップを開設して、画像撮影から出品登録、販売、梱包、発送まで体験する取り組みを行ってきました。

昨年度の取組の内容と成果については、こちらをご覧ください。

今年度は、昨年度に引き続き、船橋市立船橋高等学校(千葉県)と熊本市立千原台高等学校(熊本県)で実施するほか、新たに徳島市立高等学校(徳島県)、鳥取県立境港総合技術高等学校(鳥取県・以下、境港総合技術高校)、山形市立商業高等学校(山形県)を加え、5校で取り組みます。

本記事では、とくに今年度初めてこのプログラムを実施する鳥取県の境港総合技術高校に焦点をあててご紹介します。

今回のプログラムは、「食品・ビジネス科」の3年生を対象に行いますが、境港総合技術高校は、この「食品・ビジネス科」のほか、鳥取県に1か所しかない「海洋科」や「機械科」、「電気電子科」、「福祉科」の5つの専門学科からなる高校で、愛称は「さかそう」です。

境港総合技術高校の「食品・ビジネス科」では、これまでも地域の水産物を加工した「サバ缶」や「マグロ缶」、「新巻鮭」などを製造しており、その商品をイベントなどで地域住民の方など向けに直接販売していました。「缶詰」は地元出身の漫画家である水木しげる氏の代表作「ゲゲゲの鬼太郎」とのコラボラベルも人気で、また「新巻鮭」は正月のおせち料理用として重宝されており、毎年すぐ売り切れてしまうそうです。

今年度はメルカリと連携するとともに、米子空港でお土産物の売店を運営している株式会社きさらぎにもご協力いただき、学校商品の販売だけではなく、学校商品と地域の物産品のセット商品も考案し、「メルカリShops」で販売する予定です。これは、昨年度の「メルカリShops PBLプログラム」にはなかった新たな取り組みです。

1学期は、生徒たちの「マインドセット」から「「メルカリ」での出品体験」、「グループワーク」、「メルカリShopsセミナー」の授業を実施し、さらに実際に米子空港の売店「BEE WING」を訪問し、地域の物産品を調査しました。

2学期は、販売戦略を立案して、実際にネットショップを開設し、販売を開始する予定です。

生徒たちにとって本プログラムは、ネットショップ販売の基礎を学ぶとともに、ビジネスマインドの涵養にもつながり、また物産を通じた地域への理解も深まるものとなります。

さらに、境夢みなとターミナルに寄港する大型客船のお客さま(主に外国人)に販売するイベントも開催し、インバウンドにも対応できるスキルを身につけてもらう予定です。

今年度の5校も10月、11月から販売を開始します。

販売開始しましたらぜひご購入いただければと思います。

メルカリでは本プログラムを通じて、生徒たちが実社会で役に立つ知識や経験を獲得し、成長するための支援を行うとともに、地域の魅力を全国に発信していきます。

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布施 健太郎