蒲郡市とメルカリは、環境省が公募した「令和5年度使用済製品等のリユースに関する自治体モデル実証事業」に応募し、採択されました。
高齢者の力でリユース推進!粗大ごみのネット販売によるサーキュラーエコノミーモデル化事業
蒲郡市では、まだ使用できる粗大ごみを「メルカリShops」で2022年5月30日から販売を開始し、多くの商品をリユースしてきました。この取り組みを高齢者の力を借り、公民連携による取り組みにシフトすることで作業リソースを確保し、粗大ごみにおけるリユースの割合を向上させるというものです。
また、リユースしたことによるCO2の削減量や、この事業の経済的な面からの販売に係る収支のバランス、費用対効果を検証することにより、見える化を図るとともに、処理されるごみの量を削減し、市民の意識変容を図り、地域における持続可能なリユースの仕組みを全国の自治体で横展開できるモデルを構築します。
メルカリと蒲郡市は、これまでも様々な取り組みを進めてきました。
2022年4月27日に、相互に緊密な連携を図り、双方の資源を有効に活用した活動を通じて、一層の地域活性化および市民サービス向上を図ることを目的に、連携協定を締結しました。
2022年5月30日には、まだ使える粗大ごみの「メルカリShops」での販売の実証実験と、まだ使えるが家庭内で不要になってしまったものを分別しておく「メルカリエコボックス」による実証実験を開始しました。
こうした蒲郡市との取り組みは、内閣府地方創生SDGs官民連携優良事例に選出され、表彰されています。
また、カンボジアで行われた第11回アジア太平洋3R循環経済推進フォーラムでは、蒲郡市長がメルカリとの連携による取り組みなどを発表しました。
今回の蒲郡市との先進的な取り組みが、新たな可能性を生むとともに、今後、他の地域へも普及展開されていけばと期待しています。
今後もメルカリは、多くの自治体との連携によって、市民のリユースに対する行動変容を促し、循環型社会の実現を目指していきます。
(日比野 翔太)