全国初!熊本市の「メルカリShops」アカウントで、千原台高校の高校生たちが学校備品等の販売を開始

12月12日、熊本市立千原台高等学校(以下、千原台高校)で、高校生たちの千原台マーケット実行委員(以下、実行委員)による学校備品・不要品不用品販売が、熊本市の「メルカリShops」アカウントで開始されました。

自治体の「メルカリShops」アカウントで、自治体の備品を販売する事例は今回の熊本市で21自治体目になりますが、高校生が自らの学校の備品を出品するのは全国初の取り組みになります。

今回販売を開始した学校備品等は、以下の熊本市の「メルカリShops」のショップから購入できます。 

千原台高校では、2019年から「メルカリPBL」プログラムを実施してきました。

2022年からは「メルカリShops」を活用して生徒が実際に地域の事業者の商品をメルカリ上で販売する「メルカリShops PBL」プログラムも実践しており、2022年は情報科の3年生10人が「課題研究」の授業で取り組み、多くのメディアでも取り上げられました。

今年は、情報科の3年生114名が「総合実践」の授業において、12月2日に開催した熊本市内中心地のアーケードでの販売実習である「千原台マーケット」の前段として、11月6日から約1ヶ月間、熊本市の「メルカリShops」アカウントで地域の事業者の商品を販売しました。

また今年は、9月12日より情報課の1年生120名が「ビジネス基礎」の授業において、ECによる販売体験ということで、自宅から持ち寄った不用品をバザーのように熊本市の「メルカリShops」アカウントで販売する実習も行いました。

こうした中、「千原台マーケット」の準備中に、実行委員15名が校内の備品の整理をしていたところ、現在使用されていない学校備品や不要品が多数あることを発見し、PBL学習で習得したオンライン販売のノウハウを活かし、熊本市の「メルカリShops」アカウントを活用して販売できないかと考え、計画や立案を進めました。

学校の使わなくなった備品や不要品を「メルカリShops」を活用して必要とする人へ届けるために生徒自らが行動することによって、学校にある備品を大切に使うことで廃棄物を減らすことや循環型社会について興味や関心を抱くことにもつながり、SDGsの達成についても寄与する取り組みとなりました。

実行委員は、校長への提案から、校内や教育委員会との調整を経て、今回、学校備品等の販売にこぎつけました。

自治体が管理している備品や不要品を「メルカリShops」で販売した事例はありますが、生徒自らが学習した知識や技術を活かし、自治体が管理している学校の備品を販売するのは全国初の取り組みとなります。

販売開始に合わせて、千原台高校で販売開始発表会が行われ、校長や熊本市の教育次長、関係部長、課長などが参加しました。

実行委員の生徒たちは発表会でも司会も担い、今回の販売の目的や趣旨、また販売する商品についてプレゼンし、教育次長や校長からの講評をもらい、実行委員の生徒と教育次長とで販売開始のボタンを押して、販売を開始しました。

今回、販売開始した商品は、以下など10品になります。

  • 跳び箱(大型・8段)
  • ポータブルトイレ
  • キャスター付き椅子5個セット
  • 熊本市立商業高校野球部ユニフォーム(初代)
  • 熊本市立商業高校野球部ユニフォーム(セカンドモデル)
  • 【校歌】【民謡】熊本市立千原台高等学校校歌 熊本市立商業高等学校校歌 熊本県民歌 火の国旅情 など

生徒たちは、今回の取り組みをきっかけに、今後もこのような取り組みを続けながら、学校の魅力化の当事者として生徒も関われる学校にしていきたいとのことでした。

自治体による「メルカリShops」での販売事例は、以下の一覧も参照ください。

メルカリは、こうした各自治体や学校との取り組みも通じながら、「捨てる」をへらすことで、循環型社会の実現に貢献していきます。

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高橋 亮平